トランプ米大統領は木曜日、米国とイランの合意について「非常に順調に進んでいる」と発言した。ワシントンとテヘランによる交渉は、現行の停戦合意が期限を迎える週末に再開される予定。
この発言を受け、原油価格は下落し、米国株式は過去最高値を更新。外交的進展への期待感から暗号資産市場も小幅上昇した。
JD・バンス副大統領は先週末、イスラマバードでイラン当局との協議を主導したが、正式な合意には至らなかった。一方、最近成立したイスラエルとレバノンの停戦も進展期待を高めている。ただし、依然として課題は残る。
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テヘランの中東戦略研究センター上級研究員であるアバス・アスラニ氏は、レバノンの停戦を「より広域的な合意が視野に入ってきた有望な兆し」と評価した。
しかし、湾岸アラブ諸国や欧州の首脳は、最終合意にはおよそ6か月かかると見込んでいると、ブルームバーグが伝えた。各国政府はこの期間に停戦を延長するよう求めている。
また、エネルギー供給回復のため、ホルムズ海峡の即時再開も要望している。関係者らは、水路が来月も封鎖されたままだと世界的な食糧危機が発生する恐れを警戒している。
こうした不透明感が残る中、専門家は極端なシナリオリスクが後退したと分析する。市場もこれを反映。金曜日には原油・燃料価格が全面安となった。
WTI原油は1.51%安の93.26ドル、ブレントは1.12%下落して98.28ドル。ガソリンは0.17%安の3.16ドル、暖房用油は0.43%安の3.82ドル。
米国株式市場は高く始まり、S&P500種とナスダックが今週過去最高値を更新した流れを継続。S&P500種は約0.26%上昇、ナスダックも0.36%上昇。ダウ・ジョーンズは0.25%上昇した。
暗号資産市場も上昇し、過去24時間でほぼ1%の値上がりとなった。ビットコイン(BTC)は7万4650ドル付近でもみ合い、時価総額上位のデジタル資産も同様の上昇を示した。
今週末の協議と停戦期限が、双方が解決に向けた勢いを維持できるかどうかの試金石となる。
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