ビットコイン
BTCは3日、大きく下落し、2025年4月の安値である7万4,000ドルを一時ブレイクした。現在は反発し、7万6,000ドル台まで回復したものの、依然として非常に警戒すべき水準であることに変わりはない。一方SNS上では、今回の弱気サイクルが早期に終了するとの分析も確認されている。
クオンツトレーダーのKilla氏は4日、自身のXにて「今サイクルの弱気相場は早期に底打ちする可能性がある」との見解を投稿した。
現在のビットコイン市場では、過去サイクルと異なる興味深い変化が起きている。従来、ビットコインのベアマーケットは平均して約365日続く傾向があり、その基準で見れば現在はサイクルの約3分の1地点に位置する。
しかし今回の特徴は、その調整の速さだ。価格下落の進行速度は過去サイクルと比較して約1.25倍と速く、天井形成は2025年10月だった。この流れを踏まえると、底打ち時期も前倒しで到来する可能性が高いと考えられる。
ベースとなるシナリオは、底値形成が第4四半期ではなく8月前後になる展開だ。そのため、資金投入の主戦場は6月から8月にかけての期間が中心になると推定される。この見方は直感だけではなく、市場構造の変化とも整合しているとKilla氏は分析する。
特に近年は、機関投資家の参入拡大によって、マイナーや初期保有者(OG)の売り圧力が徐々に吸収されつつある。需給バランスが変化すれば、ビットコインは急騰と急落を繰り返す循環型資産から、S&P500に近い伝統的リスク資産型のサイクル構造へと移行する可能性もあるだろう。
過去サイクルでは、スマートマネーはおおむね高値から40〜60%下落した領域で、現物ポジションの積み上げを開始しているため、70%超の急落は起きにくいと想定される。この前提に基づけば、現在はベアマーケットの最終局面まで残り約20%前後の調整余地がある水準であり、底値形成は第3四半期(Q3)に完了する可能性が高い。
365日モデルに当てはめると、底打ちまで約200日が残されているが、その過程には2つのパターンが考えられる。ひとつは、緩やかなレンジ推移と時間調整を伴う「横ばい消耗型」の展開。もうひとつは、短期間で急落を完了させ、ベアサイクルを早期終了させる「加速型の暴落相場」だ。現時点では後者の展開が有力だとKilla氏は分析しつつ「強気相場が終わったからと言って悲観するのではなく、新たな買いの機会を喜ぶべきだ」と締めくくった。
ビットコイン市場は、現在も非常に危険な領域での攻防を続けている。現在の水準をさらに下回れば市場心理が総悲観に傾く可能性は非常に高いと言えるだろう。しかし、調整が急速なだけに、急な反発が発生する可能性もあるため、今後も価格の乱高下に注意しつつ、優位性の高いエントリーポイントを探る局面と言えるだろう。
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