英フィンテック大手のRevolut(レボリュート)は3月5日、米通貨監督庁(OCC)と米連邦預金保険公社(FDIC)に対し、米国国法銀行免許の申請を提出したと発表した。
この申請は、レボリュートの北米への戦略的拡大における重要な節目であり、世界初の真にグローバルな銀行プラットフォームを構築するという同社のミッションを強化するものだとしている。
最終承認が得られれば、新設されるRevolut Bank US, N.A.は、連邦規制当局の監督下で、全米50州にわたって事業をシームレスに運営できるようになる。FedwireやACHといった決済ネットワークに直接接続できるようになり、これによりスピード、信頼性、コスト効率が向上するとレボリュートは述べた。さらに、個人ローンやクレジットカードなどの融資商品を直接提供し、FDICの預金保険付きの預金を受け入れることも可能となる。
2026年3月現在、レボリュートは世界40の市場で7000万人超の顧客を抱え、同社ユーザー間の国境を越えた送金や両替など、幅広い決済サービスを提供している。同社は2030年までに30の新規市場に進出し、2027年半ばまでに1億人の顧客を獲得することを目指している。
2025年11月には、株式の二次売り出し(セカンダリーオファリング)を完了し、企業評価額は750億ドル(約11兆6000億円、1ドル155円換算)に達した。
なお、Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)は1月23日、レボリュートがこれまで検討してきた米国の金融機関の買収を断念し、米国国法銀行免許の取得へと方針転換したと報じていた。
|文・編集:廣瀬優香
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