Lenovoは台湾でThinkStation PGXを発売し、AI開発向けワークステーション製品ラインに新たなメンバーを追加しました。このデスクトップ型パーソナルワークステーションはコンパクトなデザインと高性能計算を特徴とし、AI研究者、開発者、データサイエンティスト、専門家、学生などをターゲットにしており、購入後すぐにモデル開発、微調整、推論などさまざまなAIワークフローに取り組むことができます。
ThinkStation PGXの最大の特徴は、NVIDIA GB10 Grace Blackwellスーパーチップを搭載していることで、最大1 PetaFlop AI演算能力(1000 TOPSに相当)を提供し、最大2,000億パラメータの大規模生成AIモデルをサポートできます。さらに、128GB統合システムメモリを内蔵し、最新世代の推論モデルをローカルで実験および微調整することができます。より高い計算能力が必要な場合は、2台のPGXを接続して、最大4,050億パラメータの超大規模モデルをさらにサポートすることも可能です。
ソフトウェア面では、PGXにはNVIDIA DGX OSとNVIDIA AIソフトウェアスタックが内蔵されており、PyTorch、Jupyterなど開発者がよく使用するツールが事前に統合されています。開発者はローカルでモデルを構築、微調整し、最小限の調整でデータセンターやクラウド環境にシームレスにデプロイすることができます。
ThinkStation PGXは台湾で即日発売され、1TB SSDバージョンの価格は135,499元、4TB SSDバージョンの価格は148,599元で、1年間の保証付きです。企業ユーザーは特別価格を享受でき、3年間のLenovo Premium Supportが付属します。
Lenovoは、ThinkStationデスクトップやThinkPad Pシリーズモバイルワークステーションを含むAI-ready製品の推進を続け、「Lenovo Hybrid AI Advantage with NVIDIA」プラットフォームを通じて完全なAIソリューションを提供し、エッジ、エンドポイント、クラウドでの企業のAI展開を加速しています。
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