ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)活用の予測市場プラットフォームを運営するポリマーケット(Polymarket)が、米連邦裁判所にマサチューセッツ州に対する訴訟を提起した。同社CLO(最高法務責任者)のニール・クマール(Neal Kumar)氏が2月9日にXで発表した。
政治やスポーツなどの結果に基づく「イベント契約(event contracts)」を売買できる予測市場は、米商品先物取引委員会(CFTC)が監督するデリバティブ取引に該当し、州のギャンブル法は適用されないとしてポリマーケットは提訴している。
しかしポリマーケットは1月29日、ネバダ州裁判所よりイベント契約が州法上の賭博やスポーツ賭博に該当する可能性があるとし、同州居住者に対する同契約提供を一時的に差し止める命令を受けていた。
また同じく予測市場プラットフォームを展開するカルシ(Kalshi)も、マサチューセッツ州裁判所より同様の理由で差止命令が出されている。
クマール氏はXの投稿で「州裁判所に駆け込んでポリマーケットUSや他の予測市場を閉鎖させようとしても、連邦法は変わらない。マサチューセッツ州やネバダ州のような州は、未来の市場構築のための素晴らしい機会を逃すことになる」と述べている。
また同氏は「連邦裁判所がこれらの重要な問題を審議している間も、我々は他の州との対話を引き続き歓迎する。我々は利用者のために戦う」と付け加えた。
昨年12月、大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)は予測市場の規制管轄の所在を巡り、コネチカット州、ミシガン州、イリノイ州を相手取って提訴したと発表されている。同訴訟ではポリマーケットと同じく、予測市場がCFTCの専管事項であることについて、裁判所に確認を求めている。なおコインベースは、新たに予測市場機能を開始し、全米50州に同機能を展開したと1月29日に発表している。
また同日には、CFTCが予測市場を規制する新たな規則を作成する方針だと同委員会マイケル・セリグ(Michael Selig)委員長が発言。同規則によりイベント契約を提供する企業の障壁が取り除かれると同氏は述べている。
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