米国実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏はXを通じて、X Moneyが早ければ来月にも限定的に一般公開すると発表した。
人気ソーシャルメディアプラットフォームXが企画・開発した、待望の金融アプリは、一部の予想よりも早く市場に登場する。同氏は、X Moneyのローンチが4月であることを発表しており、直接入金、利回り、Visa提携決済に対応しているものの、期待が高まっているドージコイン(Dogecoin/DOGE)の搭載は未定だ。このプラットフォームは、決済、入金、利回り機能を単一インターフェースに統合することで、VenmoやCash Appといった既存の金融アプリに匹敵する設計となっている。
今回の発表に先立ち、初期のベータテスターがソーシャルメディア上でプラットフォームのプレビューを公開し始めており、その中には、同氏から直接製品のテストに招待された人気俳優ウィリアム・シャトナー(William Shatner)氏もいる。
ソーシャルメディアを、“あらゆるものを扱うアプリ”に変革するというマスク氏のビジョンは、X Moneyの開発によって徐々に具体化されつつある。
X Moneyは、金融サービスをプラットフォームに直接提供することを目的とした、新たな決済機能となる予定だ。
現時点では、マスク氏はこのアプリは非公開の社内ベータ版として運用されていると述べている。また、シャトナー氏の初期スクリーンショットからは、このアプリにはキャッシュバック付きのデビットカードや、送金・受取ツールなどの機能が搭載される可能性が示唆されている。
一方で、X Moneyに関する疑問の一つは、Xは子会社のX Paymentsを通じて、米国全土で40以上の送金ライセンスを取得しているが、仮想通貨に対応するのかという点だ。ドージコインに関する発言や、テスラの製品購入にビットコイン決済を導入し、テスラのバランスシートにビットコインを保有するという決定など、これまで仮想通貨市場に多大な影響を与えてきた同氏は、このプラットフォームの金融機能をさらに拡充することを示唆している。
Xはまた、プラットフォームに「スマートキャッシュタグ」を導入し、ユーザーがアプリ内で直接、従来の株式やデジタル資産を分析できるようにした。しかし、Xのプロダクトリードであるニキータ・ビア(Nikita Bier)氏は、Xは証券会社として機能しておらず、ユーザーに代わって取引を執行するわけではないことを明確にしている。
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